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プロシージャー

プロシージャー 

プロシージャー(Procedure)とは会議進行のルールです。国連会議にもルールがあり、それに基づいて会議が進められていくのです。

193か国も集まった会議で、それぞれの国が自分勝手に行動するわけにはいけません。ただでさえ文化や価値観も違う人たちが集まり、そこで国益を争うわけですから、無法地帯で会議を勧めたらとんでもないことになってしまいます。

ですので、共通の会議ルールを設けて、それに沿って議論、決議を行うのです。交渉に入るのも、文章を提出するのも、さらに言えば休み時間を取るのも会議を終えるのも全て手続きが必要なのです。模擬国連の会議はある意味プロシージャーというルールに拘束されて成立しているのです。

そろそろ公式討議を終えてアンモデやりたいと思っても、勝手に始めることはできません。

DR
を提出しようと思ってそれを議長に渡したところで、自動的にそれが議場に配布されるわけではありません。

決議が承認され、会場から拍手が沸き起こったからと言って、勝手に会議が終わるわけでもありません。議長が「はい、皆さん、お疲れ様。これで会議を終了します」と言ってくれるのを待っていてもダメです。

全て、プロシージャーに従って手続きをしなくてはいけません。

スポーツと同じで、ルールを知っているとゲームが分かるし、優位に会議を進めていくことができれば、場合によっては流れを変えることもできます。

逆に、スポーツにしろ、模擬国連にしろ、ルールを知らずに参加することは圧倒的な不利になります。

より有意義に模擬国連に参加するためにも、ぜひ基本となるルールとその意義を理解しましょう。

なお、プロシージャーについては、大会や練習会ごとに微妙に異なるものもあります。ルールにもいわば方言のようなものがあり、これが正しいという絶対的なものがあるわけではありません。

国際的にも、ハーバード方式とハーグ方式という種類があるということですが、国内でも中高と大学でもルールの違いがあったりもするようです。

一般的に日本の中高では、日本模擬国連(JMUN)やグローバルクラスルームの定めている全日本大会のルールが広く使われています。


会議細則

スピーチの時間やDRの提出時間、スポンサー数など含めて、細かいルールについては、会議ごとに「細則」として定められています。

実際にかえつ有明の大会で使った会議細則をPDFで掲載します。こちらをクリック。

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