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出願スタート

出願は11月末ぐらいから始まりました。一番早かったのはUCLAです。まずはそれに合わせて全ての出願書類を用意しました。

出願は全て独力です。大学のホームページで調べて、分からないところがあれば、メールで直接問い合わせて、という感じです。勝手の分からないこともあり、「ミスしないように」と1つ1つ神経の使う作業でした。

夏からTOEFL、GREの試験に時間と気持ちを割いており、卒論に集中できなかったのですが、これが終わらない限りどうしようもありません。

願書以外で、必要なものは以下の5つです。

@ 成績証明書
A 推薦状 3
B 志望理由書(エッセイ)
C GREスコア
D TOEFLスコア

成績証明書

教授に「海外大学院に行くならGPA(平均成績値)は3.5以上(4点満点)」と言われていましたが、私3.7ありました。この数字が一番の強みでした。大学の勉強は本当に面白く、胸張っていたのです。

推薦状

推薦状は、特に大学院の場合はとても重要で、23通必要になります。私は3人の方にお願いしました。

1人目はICUの「私の母」こと根津先生。2人目は私の卒論の指導教授。そして3人目は教育実習の指導教官を務めてくれた高校の先生です。

高校の先生に頼んだのは、英語教育という実践分野にあって、現場の先生から推薦状をもらいたいと思っていたのもありますが、教育実習というレベルを超えていろいろ指導してくれた先生で、私のことを誰よりも理解し、評価してくれているという信頼感があったからです。

志望理由書

もう1つ重要な書類が、Statement of Purpose(志望理由書)というエッセイです。

アメリカの大学では、とりわけ大学院となると最重要書類と言っても過言ではありません。大体1か月、長いと数か月かけて試行錯誤しながら書きます。

自分は何を研究したいのか、どういうキャリアビジョンを持っているのか、過去の勉強がどのように今の自分を作り上げているのか、どう社会貢献していきたいのか、、、自分と対話しながら答えを追求し、書いては消し、消しては書いて、というように進めていきます。自分の熱い情熱と夢のニュアンスを英語で伝えるのは難しく、そのあたりは苦労しました。

語数は大学によって指定されているケースが多く、私の受けた大学も500語、700語、1000語とバラバラでした。

1000語書くのは大変ですが、500語のエッセイをまとめるのはもっともっと大変です。書きたいこと、PRしたいことが山ほどあるからです。まずは1000語のものを書き、そこから700語バージョン、500語バージョンと減らしていきます。

700語に減らすのも至難の業でした。一度書いたものは全部大切に思えてくるんです。後は、思い切ってどこかを消すんですが、300語も減らすには1か所、2か所を思い切っただけではダメです。

なんとか700語ができたと思ったら、さらに500語に減らしていきます。しかし、どんなに減らしても500語を超えてしまいます。「紙に印刷したらわかるわけない、わざわざ数えないだろう。」、そう思いましたが、教授に「条件がある以上、その条件を守るべきだ」と言われ、「え〜い」とさらに減らしていきました。

500
語に減ったらそこで終わりではありません。苦心の上、バサバサ切り捨てていくと、「すっきりしたなー、うまくまとめられたなー」と感じ、今度は1000語のエッセイが無駄に長い気がしてきて、そこを書き直していきます。

そんなことを繰り返して、納得のいくものができたら、最後にネイティブの友人に英語を見てもらい、完成となるわけです。

封筒に入れてからも、「ちゃんと正しい大学名の封筒に入れたかな」と、気になり、糊付けをはがして、再度入れ直すなんてこともありました。あるあるですね。

自分の志望理由書はフロッピーデスクで保存していたもので、今ではデータでも残っていません。取っておけばよかったな。

さてさて、結果はどうなったか。。。次回のお楽しみ

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