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コミュニティーカレッジを知ろう その2

コミカレはリーズナブルか?

特にアメリカは4年制大学が高額なので、それと比べるとコミカレは比較的リーゾナブルな留学を可能にしてくれます。

とは言え、結局どのぐらいかかるのでしょうか。

アメリカのコミカレは単位あたりの料金で計算します。1単位あたり200〜350ドルぐらいが相場でしょうか。

留学生はビザの関係で1学期に12単位以上は取らなくてはいけません。年間で最低24単位ということですね。

しかし、編入学するには、セメスター制で60単位、クオーター制で90単位の取得が一般になりますので、2年で卒業するなら1年間に30単位は関連単位を取っていなくてはいけません。

それに加えて、登録費や保険、教材費をはじめとした諸経費がかかり、さらに家賃や寮、食費、通信費、交通費などの生活費がかかってきます。もちろん往復の飛行機料金は別途です。

上記の年間30単位の例で言えば、私がいくつかメジャーなところを調べた限りでは、
1年間で合計20,000ドル〜25,000ドルぐらいが平均的なコストと言えます(場所によって異なるので、平均にしてはずいぶん幅持たせましたが)。

少しコストが割高な例を見てみましょう。

日本人にも人気のサンタモニカカレッジ(カリフォルニア州・ロサンゼルス)です。ロスに行きたい、UCLAに編入したいなんて生徒はここを真っ先に勧められます。


1単位あたりの授業料も高いですが、土地柄、家賃、生活費が高く、平均的なコミカレよりも結構割高と考えてよいです。


これはサンタモニカカレッジのHPにあった2016〜2017年の学費、生活費の目安です。

・1単位当たり335ドル = 24単位で8040ドル
・1か月のホームステイ代が1277、などなど

合計で27,000ドルとなっています。

ただ、これは24単位の例です。最低30単位は取らないと編入できないので、単純に6単位分(2010ドル)足すと29,000ドル。ほぼ3万ドルと言ってよいでしょう。

他にも集中英語プログラムを取ったり、サマーセッションを取ったりすることも往々にしてあります。しかも60単位ギリギリで済むことの方がマレです。車なんて持ったら、中古車だとしても維持費も含めると馬鹿になりません。

そう考えると、まだこれ以上にかかる計算になります。

4年制大学に比べれば安いけれども、リーズナブルと言えるかどうかは難しいところです。

もちろん割安なところもありますが、生活費を入れると最低でも年間200万は必要。平均的に言えば、
250万〜300万ぐらいを予算として見積もっておくことをお勧めします。

しかも、もっと悪い想定も必要です。2年で終わらない、という可能性もあるんです。この辺は次のページで触れます。

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