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グローバル化の中で 政府の動き

グローバル教育を進める中で、政府や文科省が出す資料に目を通し、時代の要請にそってビジョンを作っていくことが大切です。しかし、ここの部分が結構軽視されているように感じます。やはりそういう動きを私たちも勉強していかなくてはいけませんよね。

その点を踏まえ、ここでは、グローバル化に対応する政府の動きを、教育政策と言う点を中心に見ていきましょう。

JAPAN is BACK


「日本再興戦略 Japan is Backは、安倍内閣が2013614日に出した今後の日本の成長戦略を示した政策骨子と言えるものです。

これは絶対に外せません。私はこれを読んだときに「これは社会が変わるな」と思いました。極端な言い方ですけど、地殻変動の地響きを感じました。それはまさにグローバル教育改革0年度と呼ぶにふさわしいインパクトでした。

私は「Japan is Backを読まずに新しい教育は作れない」と学内外で強調してきました。ぜひ皆さんもパラパラとで構いませんので、読んでみてください。日本の今後の流れ、目標がしっかり書かれており、これを読まずに「時代背景」「時代のニーズ」は語れません。

その中に「全員参加・世界で勝てる人材を育てる」という項目がありますが、特に人材育成・教育という点において私が注目している部分は以下の2つです。

「女性の人材活用」(P4

これまで活かしきれていなかった我が国最大の潜在力である「女性の力」を最大限発揮できるようにする

「世界で活躍できる人材育成」(P5)
今や日本の若者は世界の若者との競争にさらされている。(中略)まず何よりも教育する側、すなわち学校を世界基準に変えていくことを急がなくてはならない。

このほか具体的な目標や政策も載っています。例えば、「意欲と能力のある高校・大学等の若者全員に、学位取得等のための留学機会を与える」という表記があります。全員ですよ、全員。現実的かどうかは別として、こんな大胆な目標が実際に文字で示されているのですね。

他にも、これからの社会、教育作りの軸となりうるものが、山ほど書いてあります。これは無視できません。好き嫌いの話でもありません。もう事実として、国がこういうものを出し、動き出しているのです。




以下の項目については、今後執筆予定です

大学改革

入試改革

中高のグローバル化

英語教育

小学校


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