模擬国連とは言葉通り「国連を模擬する」というものです。
簡単に言えば生徒たちが「国連会議を真似る」という取り組みです。生徒たちがその会議の参加者たち、つまり各国の大使や議長になって、実際の国連と同じ会議方式と流れで国際課題を議論し、解決案を出していくのです。まさに「生徒による国連会議」です。
もう少し具体的な説明をすると、参加者はアルゼンチン大使、ブルガリア大使、ルワンダ大使、といったように国連加盟国が割り当てられます(場合によっては会議オブザーバーとしてNPOや国際機関、企業などが割り当てられることもあります)。英語で言うとThe
delegate of Argentinaといったような感じで、響きも格好良くなります。
つまり、模擬国連会議は、実際の国連会議と同じ状況を想定しながら、ある国際課題について、その国を代表する大使の立場として議論をし、他の国と調整しながら国連決議案を作っていくという活動です。
もちろん大使の立場なので各国の利益は大切です。例えば、核を持っている国は「核全廃しましょう」なんて言ってしまったら自分たちの立場がありません。
では、かと言って、各国の利益だけ主張していれば良いのかと言うとそうではありません。核を持っている国も、被爆国も内戦で苦しんでいる国も、それぞれの立場から「核軍縮」をするという共通テーマに対して試行錯誤し、交渉していくのです。
それを実際の国連会議同様のプロセス、手続きに沿って議論・交渉、決議案の作成、投票、採択と進めていくのです。
ぜひ、このHP、そして模擬国連ガイドブックなどを有効に活用して、皆さんの活動に活かしてください。
中高生そして教員に向けて、基本から上級者向けのアドバイスまでまとめてあります。文章量は多いですが、その分内容も豊富で、何よりも分かりやすい。(自分で言うな!)
このHPではエッセンスだけを執筆していますが、ガイドブックは細かい点も含めて余すことなく載せています。モギコッカーには一度は読んでいただきたい一品です。
なお、このガイドブックは全てフリーダウンロードで掲載していますが、冊子にしてほしいというお声を各所からいただいております。またその時になりましたらご報告いたします。
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模擬国連ガイドブックの最終章「会議シミュレーション」の部分だけを抜粋して掲載しております。会議参加の際にハンドブックとして活用できます。初級者の方はこれを使って最低限、全体の流れ、議長の発言や会議進行を予習して、参加してみましょう。
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この模擬国連関連のページについては、全体を通じて以下の参考資料を利用しています。ご承知おきください。