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プロシージャー 

次はpointについて理解をしていきましょう。日本語では「申し立て」という言葉になります。

ポイントはモーション募集時以外にも出せます。ポイントの文言は、モーションのように複雑ではなく、プラカードを掲げながら、Point of Order! などの名称をそのまま言えば大丈夫です。

Point of Personal Privilege
円滑な会議を享受する権利に関する申し立て

「ちゃんと会議に参加する権利を保障してくれ」という申し立てです。

例えば、「議長や発言者の声が小さくて聞こえない」「会場が騒がしくて声が通らない」など、大前提として担保されるべき会議環境、会議参加の権利が侵害されている場合に申し立てます。

スピーチや議事進行が聞こえないことで不利益にならないように、このポイントに限って、発言や議事進行の最中にも出すことができます。


会場の空調が寒すぎるといいったうこともこれに入りますが、議事進行に直接関係ないものはメモでフロントに回しましょう。

Point of Order
議事進行に関する申し立て

議長に対して議事進行に関する異議申し立てです。特にプロシージャーから逸脱して進行されている場合に出されることが多くあります。

練習会も含めて、これまでに実際にあったものを例に挙げます。

 ・ モーション処理の優先順位が異なる(アンモデよりもモデのモーションが先に処理されている)。

・ 全員が挙手していない中で、モーションに対する投票が済まされてしまった。

DRの提出の際に、スポンサーに入っている国が呼ばれずに飛ばされていた。

・ スポンサーであるにもかかわらず自国のDRに棄権票を投じている国がいて、訂正を促した。

Point of Inquiry
議長に対する質問

議長に対して議事進行に関する質問です。Point of Orderは異議申し立てですが、これは質問です。

議長裁量でモデを取る意図や論点について質疑する。

Point of Information
公式発言に対する質問

公式発言をしている国が余った持ち時間を質疑応答に移譲するケースに見られます。質疑のある国はこのポイントを使って発言国に質問を行うことができます。

中高生の模擬国連会議ではスピーチの時間が限られているため、公式発言の時間が議場全体に委譲されることはめったになく、またモデの中でDRの質疑応答は行うのでPoint of Information自体はほとんど出す機会がありません。


ポイントの優先順位

ポイントの処理にも優先順位があります。

まず、ポイントとモーションが同時に出された場合は、ポイントの方を先に処理します。モーションは次の動きに関することなので、新しい動きに入ってしまう前に、申し立てや質疑をクリアにするためです。

ポイント同士の優先順位は、以下の通りです。

何よりも、会議参加の権利保障が優先され、その後、会議の進行に関する意義や質疑を受けます。Point of Informationは中身に対する質問であり、最後に回されます。


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