次はpointについて理解をしていきましょう。日本語では「申し立て」という言葉になります。
ポイントはモーション募集時以外にも出せます。ポイントの文言は、モーションのように複雑ではなく、プラカードを掲げながら、Point of Order! などの名称をそのまま言えば大丈夫です。
「ちゃんと会議に参加する権利を保障してくれ」という申し立てです。
例えば、「議長や発言者の声が小さくて聞こえない」「会場が騒がしくて声が通らない」など、大前提として担保されるべき会議環境、会議参加の権利が侵害されている場合に申し立てます。
スピーチや議事進行が聞こえないことで不利益にならないように、このポイントに限って、発言や議事進行の最中にも出すことができます。
会場の空調が寒すぎるといいったうこともこれに入りますが、議事進行に直接関係ないものはメモでフロントに回しましょう。
議長に対して議事進行に関する異議申し立てです。特にプロシージャーから逸脱して進行されている場合に出されることが多くあります。
練習会も含めて、これまでに実際にあったものを例に挙げます。
・ モーション処理の優先順位が異なる(アンモデよりもモデのモーションが先に処理されている)。 ・ 全員が挙手していない中で、モーションに対する投票が済まされてしまった。 ・ DRの提出の際に、スポンサーに入っている国が呼ばれずに飛ばされていた。 |
議長に対して議事進行に関する質問です。Point of Orderは異議申し立てですが、これは質問です。
・ 議長裁量でモデを取る意図や論点について質疑する。 |