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テスト勉強

勝負の9月と10月

アメリカの大学院に行くには、TOEFLGREという2つのテストを受けなくてはいけません。

留学に関係することなので、関家の掟により、テストの料金は私の自己負担です。12、3万もするテストを何度も受けるわけにはいきません。TOEFLGRE1回か2回まで。それで結果を出さなくてはいけない。

テストのスケジュールは、こんな感じです。正味1か月もない中で3回テストを受けました。

9月末 TOEFL1回目)
10月中旬 TOEFL2回目)、GRE

出願が11月末から始まります。時間的にも受け直しはできません。万が一点数がとれなかったら、自分の大学院の進路が閉ざされてしまうわけです。どんな心境だったか覚えていませんが、自信とプレッシャーが入り混じった感じだったと思います。

単語、単語、ひたすら単語

受験勉強といっても、特別なことはほとんどしませんでした。

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月には教育実習もあったし、卒論もありました。また卒業単位を超えてもなお授業を取り続けていたので、勉強に使えるのは夏休みだけです。後は、普段の学業の成果を信じて、試験に臨むしかありません。

勉強は自己学習オンリーです。大学院に行くので、それぐらい自分でできなきゃ話になりません。塾に行くなんて思いもしなかったし、それ以前に塾があることすら知りませんでした。

テスト対策としては、TOEFLGREも問題集を1冊、2冊買って、それをやりました。過去問にして23セットこなしたぐらいです。

後は、単語、単語、ひたすら単語です。英検1級の単語帳、GREの問題集にある単語リスト、その2つを繰り返し覚えて、網羅しました。

間違いなく、この時が人生で一番英単語を知っているときだったと思います。測ったわけではないですが、15000語以上は単語が頭に入っていたと思います。その時必死に覚えて、人生で一度も使うことなく、忘れていった単語がいくつあることか。


(おなじみの英検の単語帳使っていました。)

『アリー My Love』

もう1つ、特徴的な勉強をしました。

私はリスニングが苦手です。自分の話ばかりして、人の話を聞かないから?かもしれませんが、特にテストとなると自信がありませんでした(それは今でも変わりませんが)。

でも、リスニング教材を買ってもトレーニング量は限られているし、あんまりやる気にならなくて。

そこで何げなく始めたのが、アメリカドラマによる練習です。

『アリー My Love』(原題Ally McBeal)というドラマです。知っていますか?キャリスタフロックハートという主演女優の可愛さとダンシングベイビーのCGなどで当時はずいぶん人気がありました。


当時、NHKの深夜枠で、このドラマが放送されていました。それをビデオに録画し、リスニングの練習と称して見ていたのです。

マッサージチェアに座って、ヘッドフォンをビデオにつなげ、英語でドラマを見る。英語が聞き取れなかったら、巻き戻して、もう一度聞き、それでも分からなかったら日本語字幕を出して、もう一度見る。

まだVHSの時代だったので、片手にリモコンを持ち、キュルキュル何回も巻き戻しながらです。そんな調子で見るので、1話見るのに1時間ぐらいかけ、夜な夜なそのドラマを見ていました。

法律事務所を舞台にしたドラマだったので、専門用語も多く、もしかしたらリスニング目的には向いていなかったかも?

しかし、もともと興味のあったドラマだったのもあり、どんどんはまり、ついにはパソコンの壁紙もそのドラマに出てくる女優にしていました。純粋に内容を楽しみたいので、字幕付きで見たいところでしたが、そこは「勉強のため」と言い聞かせて、1シーズン分ぐらい、楽しみながらリスニングを続けました。

果たして効果があったかどうかは分かりませんが、まあ楽しかったし、一応続いたので、効果はともかくまあいいか、と。

ちなみに、シーズン3で、アリーの幼馴染のビリーが亡くなってしまうのですが、その時に出てきた「brain tumor」(脳腫瘍)という言葉があります。このドラマで何が一番記憶に残っているかって、なぜかこのbrain tumorです。中身は大して覚えていませんが、この言葉がずいぶん印象に残り、単語の発音をずっと練習していました。

あと、音楽がチョーよかった。




さてさて、テストの結果はどうだったのかは、、、次に続く。

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