TOEFLの次はGRE (Graduate Record Examination)です。
大学院希望者学力テストとでも言いましょうか、ネイティブ、ノンネイティブにかかわらず、アメリカの大学院受験希望者が受ける共通テストです。
大学院で学ぶのに必要な教養や素地を測ります。学部レベルだとSATを受けますが、GREはその大学院バージョンです。
学部はトップレベルでなければSATなしでも受験できますが、大学院は概してGREが必要となります。とは言っても、全ての大学院がGREのスコアを要求しているわけではなく、実際に私が入学したSan Francisco
State UniversityではGREはオプションでした。その他の志望校はGREが必要だったので、私もこのテストを受験しています。
GREには3つのセクションがあり、それぞれ800点満点の計2400点満点で算出されます。(GREも刷新されて、今はセクションの名称や中身も変わっている部分もありますが、ここでは私が受けた当時のものでお話しします。)
・Verbal Reasoning(言語能力)
・Quantitative Reasoning(数学的処理能力)
・Analytical(分析的思考)
このGRE、とーーっても難しい。当然ですよね。これはネイティブが受けるテストです。しかも大学院に行こうと思う人たちのテストです。
Verbalと言っても、要は国語力です。TOEFLのように留学生向けの英語テストではありません。Analyticalも、文を読んで、判断していくもので、思考力の前に言語力が相当ないとできません。これら2つは日本人の生徒にとっては強敵になります。
一方で、Quantitativeは、中高レベルの数学ができる人には難しいものではありません。英語での出題に慣れさえすれば、あとは高1までの基本で解けます。日本人は、このQuantitativeで満点に近いスコアをとらなくてはいけないと言われています(実際に、日本人なら満点は多くいます)。
目標点数は、初めて受けるテストで見当つかなかったんですが、1700〜1800ぐらいを目標ラインとして設定した気がします。
GREの問題集の巻末に過去の受験者のテストスコアと合否結果が表になって載っていたのですね。1880点、○〇大学合格、1650点・○〇大学不合格、みたいな感じで。それを見て、自分の点数のイメージを作っていました。最低1600点台後半、妄想は1900点台とかね。
(GREの勉強はこの1冊とひたすら単語です)
でも、練習問題でのVerbalのスコアを見て、かなり厳しさも感じていました。Quantitativeは満点が目標でしたが、それも練習時は720ぐらいだったかな。
Verbalは目標500なんだけど、現実400台かな、Analyticalで600を超えられるか、Quantitativeで満点とらなきゃ、、、そんな感じで点数の皮算用をしていました。
ちなみに、ここで出している点数でやっと1800点です。実に1800点が挑戦すべきカベでした。
実際の受験の感想は、やはりVerbalが飛びぬけて難しく、幾度となく適当にクリックしていきました。Quantitativeも悩む問題がいくつかあって、満点は取れなかったかな、という印象でした。
そりゃドキドキです。なんと言っても本番1発勝負。ここでベストを出せるのか、関孝平!?
さて、結果はどうだったのか。ドキドキドキドキ、、、。
・Verbal 380点(受験者全体の上位77%以内)
・Quantitative 770点(全体の上位11%以内)
・Analytical 690点(全体の上位19%以内)
合計で1840点!!やったー!!ばんざーい!!
あんなに単語覚えてもVerbalは目標に届かず、英語力の壁を改めて改めて思い知らされましたが、Analyticalの690点は自分にとっては歓喜の点数。1900点という憧れの点数ははじけませでしたが、じゅーぶんです。
よくぞ本番1本でベストスコアを出したぞ。しかも限られた時間の中、独学で進めてきたわけです。これは素直に自分を褒めてあげようと思いました。
上には上がいますが、自分なりの努力が実った点数です。トップ校もなんとか行けるのでは、そんな期待も自分の中で出てきました。