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出発までの4か月 実家一人暮らし編

一人暮らしは突然に

大学卒業を前に、父から衝撃のニュースが告げられました。

「大阪に転勤になった。」


な、なにぃ。。。

転勤自体は衝撃ではありませんでした。その前にも父は富山で単身赴任をしており、次は父の故郷、大阪に行くことになったのです。

しかし、今回は、母を一緒に連れて行くというのです。

母と離れるのがつらい?、、、いや、それはもう22歳ですから。では、料理を作ってくれる人がいなくなる?、、、それもなくはないのですが、、、。ここだけ聞くとただのマザコンのように思えてしまいますね。

兄はすでに実家を出て一人暮らしをしていました。妹は神奈川の大学に行っており、これまた一人暮らしをしていました。そして父と母が大阪に行くというのです。つまり、千葉残るのは私一人。。。そう、なんと実家1人暮らし!

問題は寂しいとかそういうことじゃありません。そう、お金です!!

みなさんは関家の掟を覚えているでしょうか。「大学4年が終われば、親は一円足りとも出さない」

家族と住んでいれば、それでも生活費も頭割りされるし、なんだかんだ助けられる部分もあるのです。食費なんて、親と暮らしていれば現実的にはずいぶん軽くなります。

しかし、親がいないとなると、かかる費用は本当に全部自分持ち。光熱費、通信費、食費、、、ぜ〜んぶ自分で持たなくてはならない!!日用品だってばかになりません。サランラップとか洗剤とかトイレットペーパーとか、実家暮らしならごまかせる部分が全部降りかかってくるわけです。

なんとか光熱費や通信費の基本料は「実家維持費」ということで親が持ってくれることになりましたが、実費は全て私になりました。「そりゃ、大学4年終わったからな」と当たり前のように。家賃が発生しなかっただけ恵まれた一人暮らしなのかもしれませんが。

甘ちゃんのたわごとだというのは分かっているのですが、これは大きな打撃でした。もちろん仕事はしていません。マジかー、ってかなりプレッシャー。

アメリカに行くまでの4か月間、、、どう乗り切ろうか。口座にはコツコツためたお小遣いやバイトでたまったお金が100万ほどありました。しかし、これは大学院の費用の足しになるべきお金です。それが、その役目を果たすことなく、4月からの生活でジリジリと削られていきます。

関家の掟も容赦ない。せめてもう少し段階踏んで攻めてきてほしかったんですが、親の転勤と伴って一気にその洗礼を浴びました。

そんなこんなで出発までの3か月間、経済的には窮屈でしたが、意外と悠々自適なニート生活でした。バイトは少ししましたが(次のページで書きますが)、授業から解放され、本当に何もない3か月、しかも実家で一人好き放題。

専門分野の論文や本を読もうとか思っていたんですが、、、ほぼ勉強は何もせず。。。三国志というゲームを好きなだけやったり、無駄な時間を自由気ままな3か月でした。

ちなみに、私がアメリカに渡った後、実家は空になりました。5人全員が、実家を離れ、4か所に分かれて生活することになったのです。

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