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私のお部屋事情

私はどこに住んでいたのか・・・

新しいマンションは日本でいうところの2LDKです。英語で言えば2 bedrooms + Livingという間取りです。

こんな感じになっています。


(間取りシュミレーターで再現してみました)

左側にある玄関を開けると、右手にキッチンがあり(簡単なドア付)、リビングがあります。リビングの奥のドアを開けると廊下があり、右手に小さめの部屋が1つ、左にユニットバス、そして奥にマスターベッドルーム(バス・トイレ付)がありました。

そこを借主である台湾人と私と私の後に入ってくるもう1人の留学生と3人でシェアしました。おかしいな、って思いましたか?そうです、ここに私の「部屋」の秘密があります。

2部屋に対して3人。。。はたして、私はどこに住んでいたのかか。。。

リビングルームです!!
(生徒に質問すると「トイレ」とか「廊下」とか答えますが、違いますよ)。

しかも日本の典型的な間取りみたいに奥にリビングがあればいいんですが、玄関開けたら私の「部屋」です。

ルームメイトや友人が部屋を行き来するときに、私の「部屋」を素通りしていくのです。目隠しも遮るものも何もない、全くのオープンスペースです。プライバシーもクソもあったもんじゃない。

その家賃、いくらだったと思いますか。

公共料金込みで425ドルでした。こんな部屋に日本円で5万円もかかるんです。恐ろしいでしょ、サンフランシスコ。インターネットは別料金で20ドルぐらい払って、マスターベッドルームからDSLケーブルを引っ張ってきました。

ちなみにマスターベッドルームは900ドル、小さい部屋は700ドルと説明を受けました。マスターベッドルームが一番高価ですが、広さなどを考慮するとかなり割安です。その辺はオーナーの特権ですよね。

やっぱりプライバシーもほしい

下の写真は引っ越し直後のもので、オリエンテーションで知り合った友人が取ってくれたものです。(当時の自分がはっきり写っているので、掲載も躊躇しますが、引っ越し直後の様子が分かるものがこれしかないので。。。)



若き日の私も気になるかと思いますが(痩せてるしね)、まあそれは置いておき、問題はその横です。なんとか、本棚とすのこみたいなものを立ててしのいでいますが、動物園の檻程度にしかならない完全なるオープンスペースです。ルームメイトが通るたびに「Hey」って声かけたりして。


そんな部屋に引っ越して、まず一番最初にほしいもの・・・仕切りです!!やっぱりプライバシーは欲しいものです。そりゃ、そうだ。

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週間後、ICUの先輩で同じ大学に留学していた人が車を出してくれるということで、買い物に行き、お手頃の値段でカーテンを購入しました。

天井に強力粘着フックを何個も貼り付け、そこからカーテンを吊るします。


(こういうフックです)

カーテンも意外と重くて、最初はフックが折れてしまったり、天井のカベが一部はがれてしまったりと、なかなかうまくできませんでしたが、なんとかして仕切りを完成させました。でも、上から吊るしているだけなので、人がそばを歩くと風圧でカーテンがゆらゆら揺れるのです。

また、キッチンもつながっているため、全ての音が聞こえてきます。ルームメイトが料理するときはもちろんのこと、食べ物や飲み物を取りに来たり、コップを洗いに来たりするたびに音が聞こえてくるんです。

そんな環境ですが、普通に過ごしている分にはストレスもなく、お気に入りの空間でした。

ロスにいる私の友人は、まさにルームメイトという言葉の通り、別の学生と1つの部屋を共有していたのですが、それと比べると私の部屋は天国です。

人の気配を部屋の外に感じるぐらいで、それも慣れれば大して気にならないし、曲がりなりにも「マイルーム」がしっかりあり、プライバシーも守られ、むしろ広々としたリビングをつかえてラッキーってなぐらいでした。

当時の生活の様子

当時の部屋の様子がわかる写真がないかなと探したところ、大学院の仲間と家に集まって食事した時のものが出てきました。



ちなみに右のランプにかかっている黄色いものは、ウォールポケットと言われるものです。手紙とか入れるアレです。小6の時に裁縫の授業で作ったものを現地に持って行っていました。

写っていませんが、カーテンには我が阪神タイガースのペナントとメガホンが貼ってあります。

そして、もう1枚(あまり片付いていませんが)。
(写真好きの友人が白黒で撮ってくれました)



窓の下にCDプレーヤーがあるの分かりますか。これ、日本から手持ちで持ってきたものです。

そして、左上にタオルとやらシャツやら干してありますが、これは洗濯物です。

最初のうちはランドリーの場所ややり方もよく分からなかったので、お風呂で洗い、カーテンレールと本棚を紐でつないでそこに干していました。手で絞るだけなので、しっかりと脱水もされておらず、そのうち重力で水がポタポタ落ちてくるんですね。

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か月ぐらいはそのようにしていたのですが、さすがに限界で、地下のランドリーを教えてもらい、洗濯、脱水をするようになりました。

乾燥は面倒くさいのとお金がもったいないので、結局、部屋まで持って帰って、こうやって干していましたけどね。

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