大学の授業の様子は少し分かってもらえたかと思いますが、さて、休日や休暇中はどのように過ごしていたのか。
今でもそうですが、基本的に私は出不精です。近くの店に行くのも面倒くさい。何も用がなくても町に繰り出せる人もいますが、私は用事と目的がない外出は苦手。一人でシティに行ってみたこともありますが、お金使うのももったいないし、ぶらぶらして帰ってくるといったかんじでしょうか。
出不精すぎて、長期休みになると髭もそらず、町で偶然会った友人は「くま!」とびっくりしていました。
クマ当時の写真を載せたのですが、衝撃が強かったみたいなので削除しました。イメージだけ伝えておきます。。。イラン人。
本来は体を動かすのも好きでした。そもそも最初は外に頻繁に出るつもりだったんです。
大学内の留学生サポートの部署が定期的にソフトボールをやっているということを聞いて、野球経験者の私はワクワクしていました。草野球に参加するサラリーマンのように、週末は異文化交流をエンジョイするイメージを頭の中で浮かべていました。
しかし、案内をもらった日にその場所に行ってみたのですが、サンフランシスコの地理がまだうまく分からず、行きついたところが高校のアメフト部の試合。
「間違えた、残念」となるはずが、最終クオーターだったのか盛り上がっていて意外と面白い。試合後、審判のジャッジが不満だったのか、負けたチームの保護者とみられる観客が憤慨して観客席から出てきたのですが、こんな住宅街の一角にあるローカルな高校でやっている単なる1試合にNFL並みに興奮しているのを見て、「ワーオ、ザッツ・スポーツの国・アメリカ!」と思ったのを覚えています。
結局、その後、ソフトの会場に行ったのですが、遅刻していったこともあり、なんか微妙で、結局その日限りになりました。
他にも、ジョギングもしてみました。私の住んでいたマンションからちょっといくと湖もあり、そちらに走りに行ってみました。
アメリカでジョギングなんて、セントラルパークで走っているニューヨーカーみたいじゃん、と思ってかぶれてみたものの、一人で走るのも楽しくなく、数回で打ち切りになりました。続かないものです。
家ではもっぱらパソコンっ子&テレビっ子です。
(1年目のアパートで。服装も含めてこんな感じでした。)
この楽しみ方にはいくつかの種類があります。
まず、今みたいにYou Tubeみたいなものはなかったのですが、Yahooのサイトでミュージックビデオがずっと流れるものがあり、その時のアメリカの音楽をずっと見ていました。
特に気に入って見ていたのは日本にいるときから好きだったBackstreet Boysとブリトニー・スピアーズとか。まず彼らのビデオから見始めて、あとはどんどん勝手に流れていき、好きなビデオが拡散的に増えていきます。
このころにアメリカではやっていた音楽は映像で記憶に残っているものも多く、そうやってアメリカのミュージシャンをどんどん覚えていきました。
(今で言うとこんな感じの動画です。)
楽しみ方その2は「Friends」というドラマです。
このころFriendsは確か第6シーズン(全10シーズン)。テレビの予告編を見ていたルームメイトが「フレンズ、面白いよ。第6シーズン始まるよ」と言っていたので、覚えていました。
そして、チューターをしていた韓国人の家に食事で招待されたときに、フレンズの第1シーズンのDVDがあり、それを貸してもらいました。衝撃的に面白かったです。ドハマりしました。一気に第1シーズンを見切った記憶があります。
もちろん、続きが見たい。あまりにも我慢できなくて、ビデオストアに行き、DVDを買いました。第1シーズンから初めて、見終わったら次のシーズンを買うといった感じで、一気にその当時の最新第5シーズンまで買っていきました。
アメリカのDVDは安い。1シーズンがパッケージで30ドルぐらいです(ディスカウントが入ると20ドルぐらい)。それらを暇なときはずっと見るのです。1回じゃ足りないから、2回、3回と。
アメリカで聞いた英語の半分以上がフレンズだったんじゃないかという感じ。見まくりました。
そして、そのDVDは今でもずっと持っていて、日本に帰ってからも見ていました。でも、PCを買い替えてからリージョンコードの問題(昔はアメリカのDVDは設定を変えないと見れなかった)で見られなくなりました。
そして、この度、Blue-Rayを全10巻、大人買い。このページもFriends見ながら書いています。
(上がDVDセット、下がBlue-Rayセットです。どれだけやねん。)
楽しみ方その3。これは最強の楽しみ方です。三国志。知る人ぞ知るPCゲームです。
女性にはわからないかもしれませんが、男子ならはまった人が結構いると思います。中学時代からはまり、何回親にやりすぎて怒られたことか。
その三国志こそ唯一アメリカに持ち込んだゲームです。一度やるとはまって寝食忘れてゲームに時間を注いでしまうので、長期休暇にやっていました。私がプレーするのは「真楠」という武将です。「マックス」、、、私が作ったオリジナル武将です。
他にも友人やら家族やらやたら目ったら身の回りの人が出てきます。とにかくこれが面白い。
学期が終わりに近づくと「そろそろ三国志やるぞ〜」とテンションが上がるんですね。冬休みにみんなが日本に帰るときもこの三国志が私のお供をしてくれるのです。
そして、楽しみ方その4として、サンフランシスコで自分のHPを作成するようになりました(今と同じ?)。
ティーチングアシスタント仲間と教えているクラスのHPを作ることになったのですが、それが興じて自分のHPを作るようになりました。自己顕示欲が強い私にとっては当然の流れです。
このときのHPはプライベートの塊というほどきわどい中身でした。だんだんエスカレートしていきます。
HPのトップページは最初は無難な背景でしたが、最後のほうはサンフランシスコでの自分のお気に入り写真になったりしていましたね。
さらに、音声の挿入技術を覚えてからはトップページを開くと「DJ MAX」の音声が流れてくるんです。つまり私が30秒とか1分とかラジオのパーソナリティをやっている音声が流れてきます。
「San Francisco
Bay FM 8.30 DJ MAX」みたいなタイトルでした。(8.30は私の誕生日を周波数的にしたものです)
メインコンテンツは日記でした。本当に日々の出来事を赤裸々に。他にも、日本のマンガ(ルパン三世、シティハンター、など)がハリウッド版になったら誰をキャストにするのか、など。今でもこれは面白く読んでもらえるかも。
もちろん、学業コンテンツもありましたよ。読んだ論文の分析とか自分の書いた論文のアップロードとか。
今はもうこのHP残っていませんよ。検索しても無駄です。あまりにプライベートな内容盛りだくさんだったので、教員になってしばらくしてから思い切って削除しました。
あれが残っていたら、間違いなく大うけしてもらえると思います。でも、この留学体験記を書いていて、せめて日記は印刷して残しておけばよかったなーと思います。
さて、部屋の過ごし方の延長として、その当時見ていたアメリカのテレビ番組の話をします。とにかく夜10時とか11時ぐらいからやるくだらない恋愛系コメディが面白かったです。
そのうちの1つが「Elimidata(エリミデート)」という番組です。
1対4のデートから始まるのですが、1つめのデート場所でそのうちの一人を排除(eliminate)していき、人数が減っていきます。だから「エリミデート」という番組です。
くだらないでしょ。でも、見ると意外と面白くて、最後まで見てしまうんです。
一度小学校の先生がデート相手で出てきました。彼の紹介場面で、実際に小学校の校庭で生徒と遊んでいるシーンが出て、「優しい、信頼できる先生です」というが紹介が流れるんです。
その彼が最終デートまで残ります。そこで「もう1人とどちらのほうがキスがうまいか」なんて争いになり、相手の女性とプールでキスし始めたのにはビックリしました。
アメリカってスゲーなー。「日本だったら小学校の先生がこんなことしたら首になるんじゃないか」と、この回はあまりにもインパクトが強く、記憶に残っています。